1. センター試験物理について。

センター試験物理について。

高等部泉中央教室

メキシカンサラダラップ、どうも紫竹です。

COSTCOのやつです。

輪切りの青唐辛子がランダムに混入しているので、

油断するとぶっ飛びます。

 

今週から2次試験対策講座が始まるのですが、

最初に郵送した時間割に間違いがありました。申し訳ありませんでした。

数学LIVEは水曜ではなく火曜になります。

日付だと1/29、2/5、2/12です。

 

たった3回か、と思われてしまうかもしれませんが、

1回あたり6題やるので、計18題です。

120分(3~4題)×4回の一般的な講座よりボリュームありますので、

ご安心ください。

 

さて、センター試験物理についてです。

 

第1問はお決まりの小問集合でした。

 

問2は点電荷が作る電場についての問題でしたが、

これを計算してしまっているようではとても物理を征服できません。

クーロンの法則(公式)を「距離の2乗に反比例」という見方で身につけていれば

計算不要ですし、そうあるべきです。

 

問3は観測者がかわいいですね。眼鏡かけて寝ぐせついてます。

 

問4は計算問題です。状態方程式とつり合いの式の連立ですね。

 

問5は単振動を征服できていれば1秒です。

周期の公式を見れば、周期は質量と復元力の比例定数のみで決まることがわかります。

というか周期の公式をそういう風に見ていないとだめ。

 

第2問Aはダイオードと抵抗を含む回路の問題でした。

ダイオードの構成や仕組みというのは知識問題ですよね。

あれ?日本は知識技能偏重の学習を改めたいと躍起になっているのだと思いましたが…

 

問2は良い問題ですね。

この問題も「合成抵抗を求めて~」とかやってるうちは話になりません。

「通り道が多い方が通りやすいんだから電流も大きくなる」これだけの定性問題です。

1秒。

 

第2問Bは磁界中の導体棒と回路の問題でした。

A問2と同様ですが、抵抗の感覚を正しく身につけていないと、

どこに電流が流れているのかがわからないのでしょう。

まあそれでも丁寧にキルヒホッフすればわかるのですが、

勉強が半端な人に限って、「電流0なんておかしい」とか決めつけて、

泥沼にはまっていくのでしょう。

良問でした。

 

第3問Aは光の屈折の問題でした。

また観測者君が登場しましたね。

観  測者でしょうか、それとも観測  者でしょうか。

それとも測がミドルネームで観  測  者とか!?

…とても易しい問題でした。

 

第3問Bはドップラー効果。また観測者君がいる!

単振動のx-tグラフに対応する式を選ぶ問題がありましたが、

こういうのはtに0とかTとか入れれば絞れますからね。

真面目にやる必要ありません。

 

第4問Aは慣性力を考慮する問題でした。

観測者君が電車の中でボールを落下させている!

…悩むところがありません。

 

第4問Bは非等速円運動の問題。

保存則で瞬間の速度を求める→瞬間の運動方程式を立てる、って常識ですよね?

 

第5問と第6問は選択問題でした。

第5問は熱サイクルの問題。

BとかDとかの体積と圧力がグラフから読み取るにはお粗末な描画でした。

これって問2は全員正解扱いにするとか、

大学入試センターは非を認めてきっちり対応すべきだと思います。

十分吟味してから実施しなさいよ。

 

第6問はX線の発生でした。

まあ普通の問題でした。

 

電磁気分野が薄い感じがしましたね。

コイルとコンデンサが1度も登場していないですから。

 

あとは定常波、衝突の問題なんかもほぼ出ませんでしたが、

このあたりは許容範囲かなと思います。

体裁上、すべては出題できないですからね。

でもコイルとコンデンサは…

 

というわけで、(私にとっては)計算問題が非常に少ない(少なく見える)テストでした。

公式を公式として暗記するのではなく、

物理量どうしの関係を等式にしたものととらえて、

その物理量どうしの関係を日本語で説明できるように理解しておくのが大切です。

というかそれしか物理の勉強ではないです。

 

ああ、センター試験シリーズが終わってしまいました。

明後日から何を書こう…

 

今日の音楽は RUNNER です。

受験生、2/25まで走り抜け!

高等部泉中央校 紫竹隆志