高等部泉中央教室
鉄は冷たかったです.
こんにちは,森山です.
鉄板がもたらす運動量の変化を考察したり,
有島武郎氏の小説を考察したり,
イスを使った場外乱闘が発生したり,
随所に鉄板の影響が波及しております.
鉄板で焼く,という予告もありました……
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ちなみに鉄よりも比熱が小さく,
熱伝導率が大きい銀を用いるともっと冷たくなるでしょうか?
(※銀は自然界に存在する金属の中で最大の電気伝導率と熱伝導率を有する)
つまり,銀板だともっと刺激的でしょうか……?!
しかし,銀は高価なので,お金がかかりますね……
(11/1 10:00時点で,銀1 gあたりの販売価格は125.40円で,鉄よりもずっと高価)
あ,銀が自然界に存在する金属の中で,
最大の電気伝導率と熱伝導率を有することは,
高校化学で学習するはずです.
このほかにも,ハロゲン化銀(AgF,AgCl,AgBr,AgI)のうち,
フッ化銀(I)AgFは水に易溶ですが,
塩化銀(I)AgCl,臭化銀(I)AgBr,ヨウ化銀(I)AgIは水に溶けず,
それぞれ白色,淡黄色,黄色の沈殿を作りますね.
そして,これらの沈殿には感光性があるので,
光を当てると銀の微粒子が遊離して黒っぽくなります.
このハロゲン化銀の話は,
塩化物イオンCl-で沈殿を作る金属イオンの話題とも関連しますね.
銀(I)イオンAg+や,鉛(II)イオンPb2+は,塩化物イオンCl-でそれぞれ,
塩化銀(I)AgClや,塩化鉛(II)PbCl2の白色沈殿を作りますが,
このうち,塩化鉛(II)PbCl2はお湯に溶ける性質があるので,
2種類の沈殿を区別することができるんでしたよね.
あとは……硝酸銀水溶液にアンモニア水を少量加えると,
水酸化銀(I)AgOHではなく,酸化銀(I)Ag2Oの褐色沈殿ができるんですよね.
そして,過剰にアンモニア水を加えると,酸化銀(I)Ag2Oの沈殿が溶けて,
ジアンミン銀(I)イオン[Ag(NH3)2]+という錯イオンができるんですよね.
化学を受験で使う受験生は頑張ろう!
高等部泉中央校 森山 昇平