中3とのやりとり
こんにちは。宮川です。
本日は直前特訓ゼミ2日目です。
今日は英語と数学を行いましたが、今までよりも良い結果の生徒が増えてきました。
英語では今まで60点くらいだった生徒が80点くらいを取るようになり、数学でも90点付近をとる生徒が何名かいました。
特に数学で90点を取りに行って実際に取れた生徒が「先生やりました。ちゃんと解くべきを解きました」と言ってくれました。
非常にうれしかったです。
100点を取りに行くべきだという意見もありますが、私は否定派です。
100点を取りに行くとより下がってしまう可能性があるからです。
100点を取りに行くべきでない理由①→数学は最高点が100点未満の年が存在するから
まず、事実として宮城県の公立入試で国語はいつも100点がいませんが、他に100点がでない教科は数学です。
少し前にはなりますが、平成30年度は前期選抜、後期選抜(当時は2回ありました)でいずれも最高点が95点でした。
つまり仙台二高のトップの生徒ですら100点は取れないわけです。
100点を取りに行くべきでない理由②→難問は時間がかかり、他の問題の見直しができなくなるから
これは実際に今日出てしまいました。
難問の解き方がわかったからこそ解きに行ってしまったのですが、計算が複雑な問題だったため、途中で計算ミスをしてしまいました。
取り組もうとした精神はとても素晴らしいのですが、残念ながら事実は「7分ほどかかって0点(その時間点数を稼げなかった)」だったわけです。
実際にその生徒は他の問題でもミスがあり、いつもよりは点数が取れませんでした。
この事実を認識してもらい、「解けるけどとばすべき問題はある」ということを再認識してもらいました。
その練習ができて良かったです。本番ではきっと同じミスをやらかさないでしょう。
100点を取りに行くべきでない理由③→その対策をする時間を他の教科に回した方が合計点が上がりやすいから
数学の難問は主に一次関数の最後、図形の最後であることが多く、前述の通り一次関数の最後は「解けるけど計算ミスをしそう」な問題が多いです。
図形の最後は方針を思いつくのに時間がかかりますし、対策するのにも時間がかかります。
その時間があれば理科や社会の知識を詰め込んだり、漢字、英語の熟語をマスターしたり、するほうが点数が上がりやすいです。
以上から特に入試の数学は「解けるけど解かないほうがいい問題」が存在するわけです。
そういう問題を見分けたり、時間配分に気をつけための入試対策でもありますからこのあたりを意識して取り組みましょう。
