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  1. SDGs作文コンクール あすなろ学院

SDGs作文コンクール あすなろ学院

イベント
作文コンクール あすなろ学院
選考結果発表

(最優秀賞 各1作品  優秀賞 各2作品)

低学年の部

>最優秀賞
気仙沼市立唐桑小学校 2年 高橋 良太郎さん

【 気仙沼の海と山 】

ぼくは、まぐろがだいすきです。
気せんぬまには、まぐろがたくさん水あげされます。ぼくのおじいちゃんは、むかしまぐろせんのせんどうをしていました。うみのはなしは、おじいちゃんからきいたことはあったけど、山の手入れで山のえいようがうみにながれていることをはじめてしりました。山の手入れには、えだうちとかんばつがあることがわかりました。えだうちは、虫やびょうきをふせぎ、かんばつは、ひあたりをよくしてやまを元気にして、うみにえいようをとどけてくれています。
山でかんばつされた木で、でんきがつくられていることも、はじめてしりました。気せんぬまでもでんきが作られていてびっくりしました。ひがしにほんだいしんさいのときは、ぼくは生まれていませんでしたが、でんきがなくて、とてもたいへんだったとおかあさんにおしえてもらいました。気せんぬまで、かんばつざいで、でんきがつくられるのは、いいことだとおもいました。
山が元気になって、うみもげんきになって、でんきもつくられて、人も元気になって、みんなえがおになってくれたらいいとおもいました。うみが元気だと、まぐろもおいしくなるのでたのしみです。

>優秀賞
名取市立愛島小学校 1年 佐藤 結菜さん

【  きれいなうみにしたい  】

ごみをへらしたい。すてない。りょうりのとき、やさいをのこさないようにしたい。ほかのりょうりにつかえそう。
わたしがそうおもったりゆうは、うみのおさかながげんきなのは、きれいなやまのえいようのおかげで、おいしいおさかながたべられるからです。
きれいなやまにするには、むしのはいったきをきることがたいせつになるそうです。きったきは、いままではすててしまっていたけれど、いまはおかねになってうれしいとしりました。
なぜおかねになるのかというと、いらなくなったきは、ばいおますぷらんとで、でんきとねつをつくっているからです。そのえねるぎーはまちのひとたちがつかっています。
みんなのくらしがゆたかになるしくみで、まちのひとも、ぎょぎょうかも、りんぎょうかも、おさかなもうれしいとしりました。
でも、いちばんうれしいのは、だいすきなおすしがいっぱいたべられるわたしです。
きれいなうみにするためにわたしにできることは、おそとでみつけたごみをひろって、まちをきれいにすることです。そうすればうみもきれいになるとおもいました。

仙台市立北六番丁小学校 2年 髙橋 夏凪さん

【  SDGsでいきものたちをまもろう  】

今から十年前、東日本大しんさいという、大じしんがありました。けせんぬまの町やうみは、きずついてしまっています。けせんぬまの人たちは、どうしたらまた町やうみが元気になるのかを考えました。それは、けせんぬまにぴったりのエネルギーをつくることでした。
手入れされている山からはえいようのある水がうみにながれていくため、小さなさなかながふえ、それをたべる大きなさかなもふえることで、うみが元気になるそうです。けせんぬまの人たちは、そうした山の力で、うみの力をとりもどそうと考えました。
いらなくなった木をバイオマスプラントにもっていき、でんきやねつにかえることで、けせんぬまの人たちのくらしがゆたかになります。また、バイオマスプラントから出た二さんかたんそを森の木がすい、きれいなさんそを作り出します。それをくりかえすことで、二さんかたんそをふやさないようにできるしくみです。
わたしは、けせんぬまの人たちが考えたとりくみは、すばらしいSDGsだと思います。二さんかたんそがふえると、地きゅうおんだんかがすすみ、せかいの生きものがしんでしまうかもしれません。わたしは、そうなったらとてもかなしいです。そうならないために自分でできることを行い、みなさんと一しょにせかいのかんきょうをよりよくできるといいと思います。

中学年の部

>最優秀賞
名取市立増田小学校 4年 大友 逞雅さん

【  これからの気仙沼市  】

平成の時代に気仙沼市の林業家は木を切って、その切った木は捨てる、また切って捨てるのくり返しでした。使い道がないからです。平成のときまでは山を手入れする人がたくさんいたのに、今では、ほぼいなくなっています。
そういういろいろなかだいをかたづけるために世界中の人が話し合って十七の目ひょうを決めました。それがSDGs、持続可能な開発目ひょうです。気仙沼もそれにさん加しています。昔、日本にはゆにゅうなんていらないほど石炭がありました。時代が進むにつれ、石油が広まって、日本でも石炭をとる人がいっきにげきげんしました。世界中で石油を使うことが多くなったけど、今、石油は地球からなくなりそうです。
二千十一年の東日本大しんさいで、気仙沼ではいままでの町がつなみによって流されてしまいました。人々は、前のようになるにはどうすればいいか、いや、前よりよくするにはどうすればいいかを考えました。
それで二千十四年に気仙沼にできたのが、「リアスの森バイオマスプラント」です。前まで使えない木は捨てられていましたが、バイオマスプラントに送ると、お金が林業家の人に入るので、林業家達はよろこんでいます。ひなん生活をしているのに、考えて、それを実げんできたのがすごいと思いました。ぼくだったら、考えることもできないです。そしてバイオマス発電の場合は森林から木材をバイオマスプラントに送り、そこから温せんにねつをあげたり、火力発電所にあげたりします。二酸化炭素を出すけど、また森林が二酸化炭素を取りこむから、今までの発電みたいに、二酸化炭素をふやすことがないし、いろんなこともせつやくできるから、一石二鳥いじょうです。ぼくは、この原りをみつけた人はすごく頭がいいと思いました。
あともう一つ。気仙沼は漁業がさかんだと思っていたけど、林業もさかんだということが分かりました。山と海はつながっていて、森が海をゆたかにするそうです。自然はすごいと思いました。
今、世界中にある石炭や石油を使い続けることは自然によくないと思います。気仙沼のとりくみのようにあたらしいエネルギーをはっけんして使うことができたらSDGsにつながるし、世界が今よりずっとよくなると思います。ぼくが住んでいるみやぎ県にある気仙沼市が新しいエネルギーのしくみをはじめたということが、とてもうれしいです。今度気仙沼に行って、バイオマスプラントをじっさいに見てみたいと思います。
がんばれ、気仙沼市。

>優秀賞
仙台市立柳生小学校 3年 中元 映泉さん

【  SDGsの活動  】

SDGsとは、世界のさまざまなかだいをかいけつするために、世界中の人たちで話し合って、きめた十七の目ひょうです。
わたしは、SDGsの活動について、今回、六つの事を知りました。その中で、心にのこった事が二つありました。
一つ目は、海の幸は、山や森がかんけいしているのが分かって、びっくりした事です。山から、えいようのある水がながれると、海が魚の住みやすいかんきょうになり、えいようがない水がながれると、海に、魚が少ししかいなくなってしまいます。山や森は、海とははんたいだと思っていたので、びっくりしました。
二つ目は、日本で作られる木材がへっている事です。理由は、外国から安い木が来て、ねだんを安くしないと売れないからと、木の家が少なくなってきたからです。日本の家は木で出来ているイメージが強かったからです。
気仙沼の再生可能エネルギーのしくみは、二さん化炭素を出す量と取り込む量を同じにする事で二さん化炭素の量を増やさないようにしているそうです。
山や海を守るために、自分が出来る事を考えてみました。大きな事はできないけど、小さな事ならできそうだと思いました。自分では、学校や家でのゴミの分べつをしています。学校で、まちがえている分べつを見かけた時には、なおせる時にはなおしています。今までは言えなかったけど、これからは、あいてに伝えられるようになりたいです。
まわりの人の気持ちがかわって、十年後には、今よりもきれいな山と海になるといいなと思っています。そしたら、気持ちの良い世界になると思ったからです。

利府町立利府第三小学校 3年 岩渕 桜子さん

【  気仙沼の海と山と人  】

わたしは、この夏はじめてSDGsについて知り、学びました。
SDGs(持続可能な開発目ひょう)とは、世界にあるさまざまな課題をかいけつするために、世界中の人たちで話し合ってきめた、十七の目ひょうのことです。
気仙沼の海のさちは、山や森がはぐくんでいるので、山の手入れが大切です。手入れされている山は、海に、えいようがいき、おいしい魚がとれます。手入れされてない山は、海にえいようがない水がいって、えさがなくなり、魚が大きくなれません。なので、虫やびょうきをふせぐためのえだうちや、日当たりを良くするためのかんばつなど、山の手入れがひつようです。そこで気仙沼にぴったりの、ずっと使えるエネルギーを作ろうと考えました。石油や石たんなどは、いつかなくなってしまいます。そして使いつづけると、にさんかたんそが出る一方で、地きゅうの温度が上がってしまいます。そんな時「リアスの森バイオマスプラント」が、かんせいしました。バイオマス発電の場合、にさんかたんそを出す量と取り込む量を同じにして、量をふやさないようにするというしくみです。そうすれば、りんぎょう家の人は、すてていた木がお金になってうれしいし、ぎょぎょう家の人は山から海にえいようがながれてきてうれしいし、町の人もクリーンなエネルギーが使えてうれしいです。まさに気仙沼にぴったりの、ずっと使えるエネルギーだと思います。
わたしも自分でできることを考えてみました。近いきょりは歩く、大ぜいで出かける時は一台の車でまとまる、遠くへ行く時は電車をりようするなどです。いつかなくなってしまうしげんをつぎつぎ使って、地きゅうの温度を上げてしまうのではなく、石油、石炭を使わないようにくふうしたいと思います。

高学年の部

>最優秀賞
小学校 5年 富樫 怜くん

【みんなで作る未来】

気仙沼の海の幸、と聞いただけで、ぼくののどがごくっと鳴りました。それは、フカヒレ、ホタテ、カジキ、気仙沼で獲れる物はどれもぼくの大好物だからです。
でも、スーパーできれいに加工されたお魚しか見たことがないぼくは、海のことは何も知りませんでした。海の幸には、山からの栄養分が必要という基本的なこともです。
食べてばかりで無知な自分に気付くと、お腹がきゅうっとなって恥ずかしくなりました。
気仙沼市の方々が、十年前の東日本大震災を経て取り組んでいる「バイオマス発電」は、林業、漁業、町の人、全てにメリットが及ぶ正に魔法のエネルギーのしくみです。
ぼくは、何があっても立ち上がり、考えて前を歩む姿に、人間に生まれて良かったなと誇らしく感じて胸が熱くなりました。気仙沼の方々の活動を見て、ぼくにも大切な海の為に
何か出来ないかなという気持ちが芽生えてきました。
そう思いながら、インターネットを見ていると、環境省のホームページにたどり着きました。そこには、「海洋プラスチック問題」の記事がありました。
なんと、毎年八百万トンのプラスチックが、海に流出しているというのです。あまりに大きな数字で、ピンとは来ませんでしたが、知ってはいけない秘密を知ってしまった様に、
ぼくの心臓はドクンドクンという音を立てていました。
今現在、世界的には、プラスチックの発生抑制と削減に注目が集まっています。でも、ぼくは疑問に思う点があります。それは、きちんとゴミを捨てなかったり、
再利用の体制が出来ていない点が一番の課題だと思うのです。最近では、かなりの量の使い捨てマスクも海に漂流しているそうです。大切なのは、何を使うかというより
使った後だと思います。ぼくは、ゴミのポイ捨ては絶対にせず、きちんと分別することが、今自分ができることだと気付きました。豊かな海と地球のために。

>優秀賞
小学校 5年 邉見 つぶら さん

【一石二鳥の気仙沼】

私がこの作文に取り組みたいと思ったきっかけは、私の好きな海産物について気になったからです。最近はかんきょう悪化が原因で魚などの水あげ量が減っていると言われていてとても悲しいです。
でも、それを解決する「SDGs」というものがあると知り、興味を持ちました。
この動画は、宮城県の気仙沼市で行われているSDGs活動の、「海と山と人」を豊かにする取り組みについての動画です。
この動画の中で、一番心に残っていることは、使えない木を使って再生可能エネルギーを作ることについてです。
この再生可能エネルギーについてで、気付けたことが二つあります。
一つ目は、木は二酸化炭素をきゅうしゅうするのでかんきょうにとても優しいし、使えなくなった木を再利用できるということです。
二つ目は、林業家の方がいらない木をバイオマスプラントに買いとってもうらうことで、もらえるお金が多くなることです。
だから、林業家として働く人も増えるので、経済的に良いということです。結果的に一石二鳥になると思います。
この動画全体を通して、最初は海と森は真反対だと思っていたけれど、実は海と森は助け合って魚などの生物の育ちを良くしていることが分かりました。
そこで私も何かできることがないかと考えました。そして思い付いた事は、ビーチクリーニングなどのイベントに参加することです。
以前に私は、深沼海岸で行われているビーチクリーニングに参加した事があります。その時、プラスチックゴミや花火の燃えカスなどが
たくさん落ちてありました。
だから、このようなイベントに参加して海全体のゴミをたくさんかいしゅうすれば、地球全体のかんきょうも良くなると思ったので、
色々なイベントに参加しようと思いました。
気仙沼が皆の協力で豊かになりますように。

川前小学校 6年 長南 葵 さん

【気仙沼の夢と希望のエネルギー】

気仙沼では、今まで、いろいろな困難がありました。その中で協力し合って乗りこえてきて、今の幸せな生活があるのはすごいなと思いました。
その中でも、特に興味を持ったことは、大きく分けて三つあります。
一つ目は、みんな幸せになれるエネルギーを考え、木にたどりついたことです。みんなの幸せをつくるというのは、なかなかできないことだと思います。
誰かが犠牲にならないと私は無理だと思います。それでも、みんなのエネルギーをつくることができたのは、みんなの協力の証なんだなと心から深く思いました。
自分も将来、そんなすてきな考えを持てるようになりたいです。
二つ目は、二酸化炭素を上手く利用していることです。私の、二酸化炭素のイメージは「地球温暖化を進める悪いやつ。」というイメージでした。
ですが、気仙沼の方々は、そんな二酸化炭素を私のイメージとは違う見方でよく考え、できたのが、バイオマス発電です。その再生可能なエネルギーのしくみは
「二酸化炭素を出す量と取り込む量を同じにして、量を増やさないようにする」です。気仙沼の方々は、海と山などの循環のように、バイオマスプラントを作り、
「出す、取り込む、木材を送る」の循環を利用し、安定したくらしを実現したのです。私はこれを知った時、ものすごく感心しました。
三つ目は、リネリアという地域通貨があることです。そのおかげで気仙沼だけで商売ができて、誰もが得するのは、すごいなと、思いました。
本当に気仙沼のエネルギーには、夢と希望がつまっているのだなと思いました。
今回の学習でどれだけ、今の地球は、危なくて自分達の生活は多くの人達に支えられてできているんだなと思いました。
今日の学習を生かして、未来の気仙沼も明るく、活気のあるように、自分も努力していきたいです。